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Canon EF25U

2019.06.28 更新
Canon キヤノン EF25U Extention Tube エクステンションチューブ 高倍率接写 AE機能 自動露出取付時倍率

Canon EF25U(エクステンションチューブ)


 一眼レフデジタルカメラやミラーレスカメラを持つといろいろ撮影してみたくなりますよね。そんな中でも「接写」で花や昆虫など大きく撮る「マクロ撮影」って面白いですよね。標準のキットレンズでいくら寄っても限界あるもの。しかしながら「マクロレンズ」ってなかなか購入って踏み切れないです。そこで手軽にマクロ撮影ができるツール、「エクステンションチューブ Canon EF25U」。こちらをいろいろ試してみました。

  • 最大径 × 長さ : Φ66.5 × 27.3mm
  • 質量    : 約95g
  • JANコード : 4960999-204307
  • 商品コード : 9199A001


 カメラ本体とレンズの間に装着するだけ。

 高倍率接写が楽しめる接写用中間リング。上の写真にあるようにただの「筒」です。

 望遠レンズの焦点距離をさらに伸ばす「エクステンダー」ってありますが、「エクステンダー」は中にレンズが組み合わさっているので、「エクステンションチューブ」のように空洞ではありません。

 「エクステンダー」はレンズが組み合わさっているので、有効F値が低下したり、画質に影響が出たりですが、「エクステンションチューブ」はそこらへん左右されません。

 また純正品は電子制御接点も備えているので装着時でもAE(自動露出)機能を駆使した撮影が行えます。


筆者が良く利用する「EF16-35mm f/4L IS USM」に装着。

Canon キヤノン EF25U Extention Tube エクステンションチューブ 高倍率接写 AE機能 自動露出取付時倍率 EOS 6D Mark EF16-35mm f/4L IS USM
 左側が「エクステンションチューブ」未装着の最短撮影距離。
 右側が「エクステンションチューブ」装着時の最短撮影距離。

 「EF16-35mm f/4L IS USM」は充分寄れるレンズ。最短撮影距はカタログ上、0.28m
 最大撮影倍率は0.23倍です。

 これに「エクステンションチューブ EF25U」を装着するとご覧のとおり。

 カタログ上では取付時倍率は「1.12倍」です。

 カタログには載っていないのですが、最短撮影距は上の写真のようにほぼレンズに付いてしまってるような感じになっちゃいます。

 しかしながら圧倒的な「マクロ」になります。通常のマクロレンズより大きく写せちゃいますね。




Canon キヤノン EF25U Extention Tube エクステンションチューブ 高倍率接写 AE機能 自動露出取付時倍率 EOS 6D Mark EF16-35mm f/4L IS USM
 無限遠側にすると「0.8倍」です。
 それでも充分マクロ撮影楽しめますね。

ちなみに「16mm」側ではピント合いません。カタログにも「ワイド端使用不可」になっています。





Canon キヤノン EF25U Extention Tube エクステンションチューブ 高倍率接写 AE機能 自動露出取付時倍率 EOS 6D Mark EF16-35mm f/4L IS USM ピントの合う範囲はこれくらいです。
 「マクロレンズ」との大きな違いは無限遠にしていても、被写体が遠くにあるとピントがあいません
 上の写真の範囲でしか利用できません。ピントが合いません






 
Canon キヤノン EF25U Extention Tube エクステンションチューブ 高倍率接写 AE機能 自動露出取付時倍率 EOS 6D Mark EF50mm F1.2L USM EF5012LU
 「エクステンションチューブ」は装着するレンズによってずいぶんと特性が変わります。

 「EF50mm F1.2L USM」では
 非装着時最大撮影倍率 : 0.15倍
 取付時倍率 : 0.67〜0.53倍





Canon キヤノン EF25U Extention Tube エクステンションチューブ 高倍率接写 AE機能 自動露出取付時倍率 EOS 6D Mark EF50mm F1.2L USM EF5012LU EF16-35mm f/4L IS USM

 持っているレンズによって倍率はまったく違いますし、カタログではわからないのですが、「最短撮影距」がどれくらいになるかも重要。

 自分の持っているレンズに装着した場合、どれくらいの倍率になるかは調べないといけないですね。「エクステンダー」のように200mmが400mmになるような単純なものではありませんね。

 「EF16-35mm f/4L」では被写体に対してこんなにレンズ近いのかって思ってしまいます。「保護フィルター」も外して撮らなければいけない状態です。

メリット・デメリットとしては

  • お手軽に「マクロ撮影」ができる。
  • 望遠レンズなどレンズによってはたいして効果がない。
  • 被写体に近すぎて、レンズで被写体に「影」ができてしまう。
  • 空洞なので画質など影響を受けない。
  • 最短撮影距が短くなるので、最短撮影距の長い望遠レンズなど室内で使いたいときには有効かも。
  • 等倍(1倍)の撮影倍率になるレンズは限られる。





もっとお手軽に「クローズアップ」レンズ。 

Canon キヤノン EF25U Extention Tube エクステンションチューブ 高倍率接写 AE機能 自動露出取付時倍率 EOS 6D Mark EF16-35mm f/4L IS USM クローズアップレンズ
 もっとお手軽なものとしては、レンズフィルター部に装着する、「クローズアップレンズ」。
 これはクルクル脱着するだけなのでお手軽ですよね。
 左の標準状態に比べて真ん中のものがそうです。
 右の「等倍」は圧倒的ですが。







Canon キヤノン EF25U Extention Tube エクステンションチューブ 高倍率接写 AE機能 自動露出取付時倍率 EOS 6D Mark EF50mm F1.2L USM EF5012LU
 「マクロ撮影」では「ボケ」も重要かと。
 F値の変化でこんなに被写体の深度が変わってきます。
 ぼかし方によっては撮影時、三脚も必須ですね。

取扱説明書では、「オートフォーカス」ではなく「マニュアル」でのピント合わせを推奨しています。



持っているレンズとのマッチングはCanonのサイトやカタログで調べておきたいが、おおむね等倍に近い撮影ができるレンズとしては
 EF24 28 35
 EF16-35
 EF-S24
 EF-S10-22 17-55 18-55
などですね。


 こんなはずじゃなかったぁと思うようならば、「マクロレンズ」の購入が間違いないでしょうね。マクロ撮影以外にも使えるのですから。「エクステンションチューブ」は接写オンリーです。



今回の機材

  • Canon EOS 6D MarkU
  • Canon EF16-35mm f/4L IS USM
  • Canon EF50mm F1.2L USM
  • Canon EF25U(一部画像に「EF12U」とありますが誤りです。)





関連ページ

● 最短撮影距
● ぼかし方














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