デジタルイチガンレフの備忘録。 M's Studio

カミナリ・イナズマの撮影どうしているんだろう。
一眼レフを手に入れたらいろんなもの撮ってみたくなる。
スマートフォンじゃなかなか撮影できないけれど、一眼レフカメラなら意外に簡単にカミナリ撮影できてしまいます。
あとはそういう場面に出会えるかどうか。

■　雷撮影の準備

• ご存知の通り「カミナリ」の威力非常に怖いです。くれぐれも安全の確認と突然の豪雨に注意を。
• 三脚があると便利。
• シャッタースピードの変更ができる一眼レフカメラ。できるだけ広角レンズ。
• シャッターを切る際に「レリーズ」あると便利だがなくても。
• 夜のカミナリ撮影は必要ないですが明るい時には「ND（減光）フィルター」あるとなおよい。

---

■　撮影手順

　
イナズマがいろんなところで見えるときがあります。そのイナズマをカメラにおさめてみたいと思うこともあるでしょう。しかしながらスマホだとなかなか。「見えた！」からといってそこでシャッターを押しても相手は光だから全然間に合いませんよね。最近のスマートフォンは「バースト」モードがあるから、カミナリの落ちるタイミングを見計らって「ババババー」と連写？　これもなかなか難しいですよね。
　シャッタースピードの変更のできるカメラだとイナズマ撮影できる確立が高くなります。

• 可能な限り安全な場所確保。雨などが降ってきてもいいように建物の中が理想ですよね。筆者もこの撮影の時は自宅の部屋の中から撮影しました。 しかしながら近くでカミナリ落ちてるようなときはあきらめて退避しておきましょう。危険です。
• カミナリはどこに発生するかわからないので、できるだけ広い範囲が撮影できるようにできるだけ広角レンズを利用しましょう。レンズに「16-35」など記載されているズームレンズなら「16mm」側で。数字が小さくなればなるほど広い範囲の撮影ができます。写真の真ん中におさめられなくても、画像編集ソフトなどで不要な部分を切り取って（トリミング）、バランスよく後から見栄えを整えればいいでしょう。
• シャッタースピードの変更。イチガンレフカメラにはシャッターが開いてる時間を調整できる機能があります。このシャッターの開いてる時間を長くすればするほど１回のシャッターでカミナリをおさめられるチャンスは増えます。例えば「15秒」にセットしておけば、１回シャッターをおして15秒の間に稲妻が走れば成功です。一眼レフカメラのダイヤルに「M」「P」「Av」など書かれているダイヤルを「Tv」に合わせて、Canonの場合だと「menu」ボタンを押すと液晶モニターでシャッタースピードの変更ができます。
• シャッタースピードを「15秒」などにしていると画像が「ブレブレ」になってしまいます。手持ちでカメラ固定とか不可能でしょうから「ブレ」ないように三脚に設置したいですね。このさいシャッターボタンを押したときに発生する「ブレ」を防ぐために手元でリモート撮影できるような「レリーズ」があるとなおいいです。（筆者「レリーズ」そろえてはいるのですがちょっとメンドーなので集合写真を撮るとき利用するような「タイマー」機能利用しています。本体のシャッター押して２秒後にパシャっていうような感じで。）三脚に設置している場合は、レンズに「手振れ防止機能」がついている場合には「オフ」にしておきましょう。
• ピントは「無限遠」に。イナズマは遥か向こうで見えますので、「無限遠」に合わせておけばいいでしょう。その場で見える一番遠いものにピントを合わせておく。なので、レンズの「オートフォーカス」は「オフ」にしておきましょう。
• シャッタースピードを「15秒」や「20秒」と長い時間にしていると周りの明るさによっては真っ白な写真になってしまいます。「Tv」モード（シャッタースピード優先モード）にしていると「絞り」は自動調整してくれるのですが空が明るいのに「20秒」とか設定するとレンズの絞りの限界を超えて光が取り込まれ真っ白な写真になってしまいます。空が明るくて思ったよりシャッタースピードを遅くできないってときに活躍するのが「ND（減光）フィルター」です。レンズの前に黒いフィルターを取り付けてカメラに入ってくる光を抑えて撮影できます。夜などには必要ないでしょう。
  

---

準備ができたらあとは、「ここらへんによく落ちてるな」ってところを広くとらえて根気よく、撮影していくだけです。

筆者作例

この写真はまだ夕方で明るかったので「NDフィルタ」使っています。慌てて撮影して、物干竿の取り込みなど忘れていましたが早いタイミングでうまく撮影できました。
実際は中心部からだいぶズレているのですがCanonの「Digital Photo Professional 4（画像編集ソフト）」でトリミングや明るさの調整などしています。

こちらは特に「トリミング」などしていなくうまくおさまりました。
ただ色合いを変えています。本来の画像はどす黒い感じの映りだったのですが、「Digital Photo Professional 4」で「ホワイトバランス」を自分好みに変更しています。

ちょっと遊んでみた

上の二枚の写真は全く同じ位置、方向で撮影したもの。
二枚の写真を重ね合わせるようなことも「Digital Photo Professional 4」はできるのでそうするとこのページの一番上にあるようなものになります。再度下に掲載。

同じ画角でもっと複数撮れると、どんどん合成してめちゃめちゃ同時にカミナリ落ちてるじゃん。みたいな世紀末的な作にすることも。

くれぐれも落雷被害には注意しましょう。

---