大分県竹田市「白水の滝」陽目の里 名水茶屋 2019.08.23更新
数多くの滝があるが、有名な観光地にしか隣接してお土産処ってないんですよね。
そんな中でも、ここ「白水(しらみず)の滝」、陽目(ひなため)の里「名水茶屋」は筆者のお気に入り。
施設概要 2019.08.22現在
駐車場 : 無料駐車場あり
住所 :
大分県竹田市荻町陽目371番地 (Yahoo地図)
定休日 : 水曜日(季節によって変わるような情報もあるので問い合わせしたほうがよいかも)
営業時間 : 9時~17時(こちらも季節によって変動あるかも)
冬季休業
豊の国名水15選
白露のしぶきが水晶のように弾けこぼれる白水の滝は、大分一の河川・大野川の源流で滝の素晴らしさは、清純にして豊富な水量にあり、豊の国名水15選の一つに挙げられている。 (大分県荻町)
茶屋から吊り橋で川を渡るとキャンプ場もあります。
(陽目の里キャンピングパーク)
けっこう揺れる吊り橋。。。
店内良い雰囲気です。「囲炉裏」が全部で「8つ」あるのかな。
食べ物のメニューはこんな感じです。
お盆間も仕事頑張りましたので、「豊後牛膳」を。
エアコンのない店内。真夏に炭火焼きは暑いのですが、風は心地よく吹き抜けていくので、それがまたいいです。
「えのは塩焼き」も頼みました。
「豊後牛膳」を食べ終わる頃にちょうど焼きあがりました。
おいしくいただき、お腹も満たされたところで、「白水の滝」へ散策に。
「白水の滝」までは茶屋からは「約600メートル」あります。木陰の中は涼しいのですが、前半 太陽がさんさんと照り付ける場所もありますので、真夏はご注意を。
途中右手の崖から多くの湧水が見られます。
左手には清流が。
この橋をわたるとやや荒れた山道が続きます。
「母滝」
このような場所は真夏でも本当に涼しいです。
「白水の滝」はいきなり目の前に広がりますよ。
なかなかの水量です。
白水の滝の特徴は、岩間からほとばしり出る湧水にあり、滝の高さは、38メートルあります。
かつては、数百メートルにわたって湧水が飛び散り白く輝いて、日本一の飛泉とたたえられ、各地から多くの人々が見物に訪れました。
岡藩主の中川氏も、お茶屋を建てて清遊したと伝えられています。
画聖田能村竹田(たのむらちくでん)は、備後(岡山県)の学者を伴ってここにあそび
だんがんしょうのごとくいくそうをうがつ ほんりゅうとっしゅつひびきそうそう
おのずからほこるぶんごほうちゅうのしょう てんかのきかんしらみずのたき
と誇らしげに白水の滝をたたえています。
また、有名な歌人で雲上人の千種(ちぐさ)三位有功(ありこと)卿は、
豊の国の 国の宝と 岩間より
湧きて 泉の滝の白玉
と詠みました。(「泉」は、白水を一字にしたもの)
明治34年に白水井路が通水し、この滝の水を取り入れて約120ヘクタールを開田しましたが、それまでは、岸壁に一面に飛泉が懸かり、まったく見事なものでした。
江戸時代、ここを訪れたある学者は、この滝について「水の白きこと雪にもまさり、たとへんものなし」と感嘆し、「この滝のたたずまいは、いかに見るともあくことなし」とたたえています。