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M's Studioは、筆者の日々の活動の備忘録として作っているページです。

SSD換装 (ノートパソコン) 編            2019.03.11更新

パソコンの分解など含まれるページなので、参考にされる場合は個々の自己責任で。

SSDが値段も下がりお手頃に。


Transcend トランセンド TS240GSSD220S SSD 220GB
 パソコン使ってて動作が遅くてイライラ。立ち上がりも遅い。ソフトの起動も動作も遅い。もっと快適に使いたいですよね。遅い原因はいろいろとありますが、パソコンが正常動作しているのであれば内臓「HDD」を「SSD」に交換(換装)が手っ取り早いでしょう。古い話ですが「WindowsXP」や「Vista」の頃の「メモリ増設」よりお安く仕上がるんじゃないかな?




「SSD」へ換装することによってメリットもたくさん。

  • パソコン高速起動。もちろんソフトの起動も動作も高速化。イライラ解消。
  • 「HDD」に比べ「SSD」は発熱少なく衝撃にも強い。
  • 静か。「HDD」はディスクの回転音気になったりすることも。
  • 省電力。


 筆者が利用しているPCはもう7年くらいなりますか。日本メーカーモデルの「Core i7」。「SSD」に換装してから電源投入後、1分かからずにインターネット閲覧可能。もともとの「HDD」だと3~5分は安定してなかったんじゃないかな。「Word」や「Excel」など一瞬で起動。「画像処理ソフト」も快適起動に快適処理。 





 デメリットと感じることあるとすれば、

  • 保存容量少なく、高額。(今は低価格化)
  • 「HDD」に比べると寿命が短いと言われる。
  • パソコンによっては冷却ファンの音がすごいことに。
  • 「換装」方法によっては設定面倒。



筆者の利用している「CORE i7」換装理由

  • 120GBほどの「SSD」がいっぱいになり、細々ファイル整理が面倒だったので
  • 以前の「SSD」より大容量で低価格なっていたから
  • 経年もあるのでバックアップかねて再び換装。


換装の方法は二通り。

 利用しているパソコンがもともと「SSD」搭載モデルだと交換は要注意。容量アップ目的で交換ということでも分解すら難しいパソコンも増えてきています。まずは利用してるパソコンが分解して内蔵ドライブが交換できるかどうか調べておきましょう。「Windows7」や「Windows8」のパソコンはほぼ交換可能ですが「Windows10」になり「え?」っていうものも増えてきました。

 換装にあたり、自分のパソコンの内蔵ディスクの接続タイプや、どれくらいの保存容量が必要かはしっかり調べておきましょう。




 まず一つ目は、「内臓HDD」を「SSD」に換装してシステムをクリーンインストール。

 これが一番すっきりするんじゃないでしょうか。長年使っているといろいろトラブル抱えている場合もありますし。
 しかしながら、かなり手順は面倒。

  • 失いたくないデータはしっかりバックアップしなきゃいけない。
  • クリーンインストールするための「リカバリディスク」があるのか? 
  • 今まで使っていたソフトの再インストールに向けてシリアルやプロダクトキーはしっかり管理できてるのか?
  • クリーンインストール後の再設定。ネットやプリンタ、ソフトインストールなどなど。
  • けっこう時間かかります。


 筆者は3年前の換装は上記の方法で。




 もうひとつは今の環境をまるごとコピー(クローン)

 こちらはほんと簡単です。

  • システムなど問題抱えてる場合はそれもコピーされる。(デメリット)
  • 今現在使用ドライブ容量以上のSSDが必要。(高額になる可能性)
  • クローン用のソフトウェア必要。(少し知識必要)
  • ハードディスク変換ケーブルが必要。(購入必須)


 画像や音楽・動画などデータ容量の大きいものはあらかじめ「外付けHDD」などにバックアップしてパソコンからは削除。使っていないソフトのアンインストールやシステムクリーンナップなど行い、なるべくHDDのシェイプアップを図っておく。そうすると大容量の「SSD」じゃなくてもいい場合もある。
 内蔵HDDを交換後は「USB外付けHDD」として利用するのであれば、上記のHDD変換ケーブルは「HDDケース」を購入でもよいでしょう。








     

本題:今回はクローンで移行を備忘録


パソコン ハードディスク容量 HDD容量 空き容量 いっぱい 赤く
 空き容量が少なくなってきたのは、データを「USB外付けHDD」へ移動すればいいだけのことなのですが、それよりも「SSD」の寿命問題もあり、低価格化してきてるので、今回は交換しました。
SanDisk SSD Dashboard コンソール画面 SDSSDA120G 余寿命 
 「SSD」出だしの頃は寿命問題あったようですが、現在はあまり気にすることなさそうです。
 まぁ「HDD」も壊れやすいですし、「バックアップ」はいくつあっていいものでしょう。

 下準備で、「管理画面」で
ハードディスク 換装 管理 画面
 現在の内蔵ディスクのプロパティをチェック。
新しいディスクをフォーマットする場合、ここの値は揃えておいたほうが失敗しにくい。)
ハードディスク 換装 管理 画面 NTFS MBR マスターブートレコード



「今回のお買い物」
Transcend トランセンド TS240GSSD220S SSD 220GB
 ディスクへのアクセススピードがより早いものがいいのでしょうが、なんせ「メインボード」が「3Gb/s」にしか対応していないので安いもので。

 以前は「120GB」ほどで8,000円くらい出した記憶が。
 今回の「240GB」は倍の保存容量でお値段は5,000円切る価格でした。
 5年間保証など付いているともう少し値段上がりますね。この製品は3年間保証です。
 
 めちゃめちゃシンプル梱包です。
Transcend トランセンド TS240GSSD220S SSD 220GB

Transcend トランセンド TS240GSSD220S SSD 220GB 梱包
 説明書らしいものも入っていませんよ~
 初めて持つとびっくりですが、「SSD』ってめちゃめちゃ軽いです。
Transcend トランセンド TS240GSSD220S SSD 220GB 付属品 説明書 保証書

「メーカー公式サイトにて専用ツール」があるようなので見てみました。

Transcend トランセンド TS240GSSD220S SSD 220GB SSD Scope ダウンロード
 「システムクローン」もツールにあるようです。
Transcend トランセンド TS240GSSD220S SSD 220GB SSD Scope ダウンロード ドライブ情報 s.m.a.r.t.情報 診断スキャン セキュア消去 trim検出&有効化 ファームウェアの更新 ヘルスインジゲーター システムクローン
 インストールしてみました。
Transcend トランセンド TS240GSSD220S SSD 220GB SSD Scope ダウンロード ドライブ情報 s.m.a.r.t.情報 診断スキャン セキュア消去 trim検出&有効化 ファームウェアの更新 ヘルスインジゲーター システムクローン コンソール 画面
 内蔵ディスクは対象製品でないと認識しないみたいですね。

 購入した「SSD」を「変換ケーブル」に装着。あとは普通にUSB接続。
SATA USB 変換ケーブル データ転送 SATA 2.5インチ HDD/SSD SATA−USB3.0変換ケーブル SATA USB 変換 アダプター 2.5インチ SATAケーブル sata usb 変換アダプター SATA-USB 変換ケーブル 2.5インチ SSD / HDD対応 SATA to USB USB3.0 sata usb 変換 変換ケーブル SATA変換ケーブル SATA to USB3.0 アダプタ 2.5インチ HDD SSD
 この段階ではディスクフォーマットされていないので、認識されていません。
ハードディスク 換装 管理 画面
 利用する「クローンソフト」によってはここでフォーマット。先に控えておいた項目を選んでいけばいいだけ。違う項目を選んでしまうと失敗する確率高くなります。
 今回は「Transcend」で使えるツールを利用するので、もしかしたらフォーマット不要かもと思い、ここではフォーマット(ディスクの初期化)はキャンセル
ハードディスク 換装 管理 画面 ディスクの管理 MBR GPT マスターブートレコード GUID パーティションテーブル NTFS
 「保存先」プルダウンメニューで選択(ひとつしか出てこない。)
 「OSパーティションのみクローン」チェックしない
 「拡張ディスク」チェックする。(ここでチェックしないと元のパーティションサイズと未割当領域ができてしまう?)
Transcend トランセンド TS240GSSD220S SSD 220GB SSD Scope ダウンロード ドライブ情報 s.m.a.r.t.情報 診断スキャン セキュア消去 trim検出&有効化 ファームウェアの更新 ヘルスインジゲーター システムクローン コンソール 画面
 「開始」をクリック。100GBほどのクローン。一時間かからないほどでした。
 筆者所有の「変換ケーブル」が「USB2.0」接続のため思ったより時間かかりました。時間短縮には「変換ケーブル」USB3.0対応のもののほうがおすすめ。


 前回は他の「クローンソフト」利用して「未割当領域」が多少できてそのままにしていたが、今回は下記のようにきれいにクローンされました。
 ※ ちなみに「SSD Scope」のクローン機能。「Transcend」製品へのクローンのみ動作。他社のSSDへクローンしようとしたところ認識されませんでした。(ページ下の後日談参照)
ハードディスク 換装 管理 画面 ディスクの管理 MBR GPT マスターブートレコード GUID パーティションテーブル NTFS

 ここでパソコンをシャットダウン

 電源ケーブル含むケーブル類はすべて外しましょう。内臓バッテリーも取り外しましょう
 工具はドライバー一本。内臓ディスクをスライドして取り外し。
SanDisk SSD SDSSDA120G HDD換装 交換 分解
 新しいものへ差し替え。再びフタをして、バッテリーや電源ケーブルをつなぎ
Transcend トランセンド TS240GSSD220S SSD 220GB 換装 交換 分解

ふたたび「起動」

 なにも問題なく通常起動しました。
Transcend トランセンド TS240GSSD220S SSD 220GB SSD Scope ダウンロード ドライブ情報 s.m.a.r.t.情報 診断スキャン セキュア消去 trim検出&有効化 ファームウェアの更新 ヘルスインジゲーター システムクローン コンソール 画面

 ツールで一応計測。
Transcend トランセンド TS240GSSD220S SSD 220GB SSD Scope ダウンロード ドライブ情報 s.m.a.r.t.情報 診断スキャン セキュア消去 trim検出&有効化 ファームウェアの更新 ヘルスインジゲーター システムクローン コンソール 画面

 以下のデータは以前に計測したもの。ツールが違うのでどうかとは思いますが、「HDD」に比べるとスピードは倍以上です。
Crystal disk mark Crystaldiskmark HDD換装 交換 スピード 計測 結果


非常にカンタンに終わりました。

 今までの「内臓ディスク」は新しいものがクラッシュしてしまったときなどのために保管しておくのが良いでしょうね。

 筆者は別のPCに古いものを換装予定なので、「SanDisk」の専用ツールにてデータの削除。
SanDisk SSD Dashboard コンソール画面 SDSSDA120G サニタイジング sanitize secure erase セキュアイレース データを削除

 「SSD」のデータ完全抹消は「HDD」に比べてもラクですね。
SanDisk SSD Dashboard コンソール画面 SDSSDA120G サニタイジング sanitize secure erase セキュアイレース データを削除

 7年前のパソコンではありますが、筆者の利用状況からすると全然問題なく利用しております。がっつりネットゲームなどの利用には最新のハードがいいでしょうが、一般的に利用するには充分すぎます。
 Windows10にバージョンアップもしていますし、もうちょっとがんばってくれたらなと。



 以上。SSDからSSDへの換装備忘録。





 後日談:クローンソフトはできるだけシンプルなものが助かります。Transcendの「SSD Scope」シンプルコンソールでらくらくクローンでした。「SanDisk」のSSDにもクローンできるかなと利用してみたところ、ターゲットディスクとして認識されませんでした。残念。

 「SanDisk」社製のSSD。無料で利用できる推奨「クローンソフト」は「Acronis True Image WD Edition」のようです。こちらもシンプルで非常に使いやすくカンタン移行できました。
 「Acronis True Image WD Edition」ダウンロードサイト(外部リンク)

SanDisk 無料クローンソフト Acronis True Image WD Edition
 SSD購入時にメーカーのクローンソフトが無料提供されているかどうかも購入判断の一つになりそうですね。